眼精疲労

眼精疲労とは¨観作業を続けることにより眼が疲れやすい・目が重い・ショボショボする・視力減退・複視・眼痛・疲れによる充血・かすみ・頭痛などを訴え、
時には悪心・嘔吐をも起こすような状態¨をいう。
健康の方でも近見作業の程度、継続時間、環境により眼の疲れを起こし得るが、健康の方では披露しない程度の眼の使用でも眼が疲れるものを病的とする。
しかし、最近では過度の視作業（ＶＤＴ作業など）による眼精疲労を訴える方が増えてきています。

眼精疲労は眼科疾患以外にほとんどＶＤＴ作業、スマートフォン、携帯、テレビ、読書など目を酷使することによって起きたものだと考えられます。
眼精疲労の原因は多種多様で、主な以下の4つに分類することができます。

1.適度な休憩
1時間ごとに10～15分は休憩をとりましょう。

2.体操
ときどき適度に身体を動かして、緊張をほぐしましょう。

3.メガネ
メガネ、コンタクトレンズは度の合ったものを使いましょう。

4.早期受診
異常を感じたら、早目に眼科医に診てもらいましょう。

東洋医学では目と肝臓の関係が密切にしてあります。
目を連続的に使用すると疲労しやすく、眼球の脹痛、視力低下、めまい、頭痛、差明、目を閉じて痛いなどの症状が現れるのは、
肝臓が疲れている「肝労」に相当すると考えられる。

1肝血虚による眼精疲労……肝は目に開竅しており、肝血は目を栄養している、肝血虚になると目を充分に栄養できなくなるので眼精疲労が起こりやすくなる。
2肝腎陰虚による眼精疲労……遠視、近視、老視および平素から身体が弱い者が、目を使いすぎて気血を消耗すると眼精疲労が起こる。
これは肝腎の精血が不足していて、目を充分に栄養できないためである。

1主な症状…眼精疲労、目の乾きが感じる、目がかすむ、視力が低下、眼の脹痛
2舌診…舌質薄、舌苔薄
3脈診…脈が細い
4随伴症状…めまい、耳鳴り、健忘、　胸脇が苦痛、手足のしびれ、ふるえ、拘急

精血の不足を補い、目の周りや　の経結気圧の循環を促進し
目への栄養補給が充分できるように、目の調節をする筋肉（毛模帯筋）の緊張を緩和する。
主として足少陰腎経、足　陰肝経のツボを取り、軽い刺激を与えます。

全身調整するツボ
目の周りのツボ
首、肩こりを改善するツボ

六味地黄丸、八味地黄丸、杞菊地黄丸　、　、
一人一人の体質と症状によって、使い分けます。
肝血不足や肝腎陰虚を改善して行く、目の老化を予防できます。

漢方について詳しく知りたい方はぜひ、当院併設の漢方薬局へお越しください。